事業概要

事業について

事業日本の医療・介護・福祉における専門職の卒後教育は、それぞれの職種においては各専門職の団体がそれぞれの立場で必要であることを実践していることがうかがえる。しかし、現在および今後の日本政府・社会的ニーズ・臨床介護福祉現場の3つの観点から鑑みた場合、医療・介護・福祉の共通の概念やそれをつなぐリハビリテーションを中心とした知識および臨床・教育・研究・各事業所の経営スキルを各専門職が連携しながら共通の知識・技術を習得する段階までには至っていないものと考える。そこで、日本政府・医療・介護・福祉の専門職養成校および医療・介護・福祉の現場から、ヒアリングをしながらそれぞれの専門職に必要な卒後教育（リカレント教育）の在り方を研究し、社会的ニーズや時代の変化に順応して実践していくために本法人を設立する。

コンセプト

日本の医療・介護・福祉における専門職の卒後教育は、個人の努力に依存して、計画的かつ組織的に行われることが少ない。また、治療技術、マネージメント、研究についての教育は、個別的になされているものの、目的志向型で段階的かつ系統的に実践はされていないのが現状である。当法人は、従来に近い個人スキルの向上を図る事業を展開しつつも、スポット事業ではなく、段階的かつ系統的事業を提供することで、職場および組織で活かせるリカレント教育を実践する。また従来と違って、目的志向型の法人・組織で役立つ人材育成をすることで、個の力に依存した体制から脱却し、人的組織の基盤を強化して、医療・介護・福祉サービスが適正に提供される体制作りに寄与する。また、組織的人材育成により、個人的スキルの更なる向上がなされ、個人と組織の相互性により良い環境作りと人材育成が可能となる。そして、最終受益者である患者・利用者等の利益になることをコンセプトとする。